株式会社スプラッシュ
2019年01月05日
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ところで春の七草言えますか?
毎年この時期になると妻が言います。『春の七草って言える?』と(苦笑)「セリ・ナズナ・ゴギョウ・ハコベラ・ホトケノザ・スズナ・スズシロ」、子どものころに一生懸命覚えた春の七草の名前、この歳でも言えちゃう(笑)ゴギョウはハハコグサ、ハコベラはハコベ、スズナはカブ、スズシロはダイコンのことです。この七草をお粥にして1月7日に食べる七草粥の習慣は江戸時代に広まったそうですよ。
1月7日は人日(じんじつ)の節句です
人日とは文字通り "人の日"という意味で、中国の前漢の時代に、元日は鶏、2日は狗(犬)、3日は猪、4日は羊、5日は牛、6日は馬、7日は人の日としてそれぞれの占いをたて、8日に穀を占って新年の運勢をみていたことに由来しているそうです。唐の時代には、人日の日に「七種菜羹(ななしゅさいのかん)」という7種類の若菜を入れた汁物を食べて、無病息災を願うようになりました。羹はあつもの、汁という意味で、官吏昇進を1月7日に決めたことから、その日の朝に七種菜羹を食べ、立身出世を願ったと言われています。ハイッ、歴史すきなので語っちゃいます(笑)
若草摘み~七種粥~七草粥と変化してきました
このような風習が奈良時代に日本へ伝わり、年のはじめに若菜を摘んで食べ生命力をいただく「若草摘み」という風習や、7種類の穀物でお粥を作る「七種粥」の風習などと結びつき、「七草粥」に変化していきました。
胃腸をいたわり青菜の不足を補うための七草粥です
江戸時代に「人日の節句」(七草の節句)として五節句※のひとつに定められると、人々の間に定着していきました。7日といえば松の内(一般的には1月1日~1月7日)の最後の日にあたります。七草粥が定着した背景には、お正月のご馳走に疲れた胃腸をいたわり、青菜の不足しがちな冬場の栄養補給をする効用もあり、この日に七草粥を食べることで、新年の無病息災を願うようになりました。
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