住まいを売るとき内装や設備が傷んでいるのですが、修理やリフォームをしてから売却した方が良いですか?
先日、西東京市内のマンションにお住まいのお客様より
「内装や設備が傷んでいるのですが、修理、リフォームしてから売却した方が良いですか?」
とのお問い合わせをいただきました。
売却に際してリフォームが必須というわけではありません。
リフォームをしていただくことで、売却時期や売却価格についてご希望通りに売却できる可能性が高まる場合もありますが、一概に良いとは言えません。
理由として2つ挙げられます。
一つめはコストパーフォーマンス。
壁や天井のクロスの張替えに50万円を掛けたから、50万円高く売れるのか?実際は厳しいのが現実です。
2つめは施工に関する責任です。
納まりが悪くクロスの張替えを求められたら、誰の責任になるかをお考えください。
クロスの張替え程度でれば補修等軽微な作業で済みますが、設備等の場合は判断が難しくなる場合が予想されます。
基本的には現況有姿がベター
お住いになられて僅か数年でも室内は経年劣化します。
クロスを例に挙げれば、「LDK部分は少し気になるので綺麗に張り替え、あまり利用していない北側の洋室は綺麗だから張り替えない」とよく売主様がされるお話です。
どうしてもご自身のお考えで判断されてしまいがちになる。
正直にお話すると廊下等も張替えされていなければ、ご検討いただくお客様のイメージが悪くなる場合があります。
あくまでもご検討いただく、お客様の目線で考えなえればなりません。
設備等の不具合は実情をお伝えする
以前、西武池袋線ひばりが丘駅徒歩11分のマンションのご売却をお手伝いした際の例です。
3口コンロの内の一つが着火しづらい状態でした。
築12年を超えているので、コンロ自体を新規交換することを考えていた売主様、見積もりを取ると約20万円!
「やはり交換した方が良いでしょうか?」とのご質問をいただきました。
確かに不便な状態ですが、残りの2口が使えるので現状のままにし、その事実(新規交換の費用含)をお伝えしましょうとご説明しました。
次に、西武新宿線東伏見駅徒歩4分のマンションのご売却をお手伝いした際の例です。
家族同様に飼っていたワンちゃん、フローリングの表面部分を削る癖があり、1M四方にわたり下地が露出していました。
床暖房対応のフローリングの張替え費用は、売主様が想像していたものより高くなりました。
この場合は迷いましたが、その事実(LDK部分のフローリング張替え費用含)をお伝えしましょうとご説明しました。
ご自身の手でリフォームされるお客様が増えている
ひばりヶ丘のマンションのケースでは、購入されたお客様には、小さなお子さんがいらしたので、IHクッキングヒーターに交換されました。費用は買主様の負担です。
東伏見のマンションのケースでは、フローリング全面張替えとなりましたが、買主様の選ばれたフローリングは真っ白な大理石調のもの。
お話し合いで、売主様も一部価格を値引いたのですが、そのご負担は想定していた金額の半分で済みました。
まずは室内を拝見させてください!
マンションリフォーム専門担当と一緒に室内を拝見いたします。
その上で内装や設備の傷みを確認し、修理(リフォーム)費用を積算します。
そしてコストパーフォーマンスにあうのかを検討しお伝えいたします。
築年数が経過したから売りづらくなることはありません。
また内装や設備が傷んでいても同様です。
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