不動産会社と結んだ「専任媒介契約」の解約(解除)はできますか?
結論から言えば専任媒介契約の解約(解除)できます。電話1本でも解約は可能できますが、できれば不動産会社の担当者に会って話をする。あるいは書面で解約の申し出をしたほうがいいでしょう。手堅い方法は電話で解約の旨を不動産業者に伝えたあと、解約の内容を証明するものを郵送することです。
基本的に専任媒介契約を解除する事で不動産業者に違約金を支払う必要はありません。媒介契約を交わした日から解約した日までに不動産会社が要した広告費用など、自身で負担する必要があるので注意が必要です。(わたしの知る限り請求されることはありません)
もしも不動産会社から何らかの費用を請求されたら…
媒介契約に違反をしていたら当然解約解除できます
自分で購入希望者を見つけたので、不動産会社を利用する必要がなくなったため解約したい~要注意です!
多くの不動産会社はお客様のために真面目に売却活動を行っています。一方的な理由で解約するのはよく考えてからにしましょう。例えば自己発見のケースがあたります。「自分で購入希望者を見つけたので、不動産会社を利用する必要がなくなったため解約したい」というケース。この場合、契約期間内であれば、売買価格の3%と消費税を支払うことになる場合があります。素直に「自分で見つけたので仲介手数料を少しオマケしてくれない?」と不動産会社に相談したほうがいいでしょう(笑)不動産会社も棚からぼた餅~無下にはできません。目先の仲介手数料をケチるのではなく、上手に不動産会社と付き合い、安心と安全な取引きに結び付けることが大切です。
自宅の売却をお願いしているお客さんからの相談ごと
お客様より自宅の売却を依頼している不動産会社について尋ねられました。
『地元の信金さんの紹介でお願いしたのですが…依頼して2か月、見学に来るお客様もなく不安なんです。依頼している不動産会社の社長さんにお客さんの見学はないのですか?と尋ねたら、「こう暑いと家探しどこじゃないよ、気長に待ちましょうよ。貯金あるでしょう、無いんだったら自宅を担保にしてお金が借りられるように信金に話をしてあげようか?」と言われたんです』
なんでしょう…サービス意識ゼロ!
自分がお世話になる業界を語るのは嫌ですが…不動産屋さんって、お客さんをお客さんと思わない体質があります。理由は、モノさえあれば誰かが売ってくれるからです。売るための工夫や創造をしません。単にレインズに登録さえすればいい、売れないのなら値段を下げればいい、こう考えている人が多いのです。
誰のために仕事をしているのでしょう
お客様には菓子折りを持って、専任媒介の解除を申し出をするべきとアドバイスをしました。後日談ですが「ふざけるな!今まで掛かった経費を請求するから!」と怒鳴られたそうです。とんでもない不動産会社の社長です。すごく嫌な思いをされたお客さんは少し冷却期間を置きたいとお話されています。『そうですね~そのほうが宜しいでしょう。万一、不動産会社の社長が何かをしてきたらわたしに言ってください。ちゃんとした対応をしますよ。大丈夫です、それなりの経験しています!』と応えたわたしです。
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