住宅金融支援機構のフラット35が改正されたと聞きました。どのようになったのか教えてください
昨年10月1日に大幅に改正されたフラット35、この4月にも改正、更に便利に使いやすい商品になりました。
まずはおさらい!団体信用生命保険が標準になりました
平成29年10月1日申込分からフラット35が大きく変わりました。
主な変更事項は「団信加入が標準」、「団信の内容の拡充」です。
【プラスポイント】
団体信用生命保険分の保険料が、現状の基準金利に0.28%上乗せで換算。従来の団信の保険料は金利換算で0.358%でしたから、団信の保険料は安くなります。保障の対象も、死亡と高度障害時だけでなく、障害等級2級以上の認定でもローンの支払が全額免除されます。
【マイナスポイント】
フラット35Sの対象物件の優遇金利が0.3%から0.25%に引き下げされます。団信に健康上の理由で加入できない方、既に加入している生命保険などで、十分保障があるので、団信加入の必要のない方が、団信の非加入を選択される場合、通常の団信加入時の金利より0.2%引き下げになるだけです。実質値上げということになります。
諸費用の借入対象が拡大!収入印紙代・仲介手数料・登記料・火災保険料などが借入可能になりました
借入対象に新たに加わった諸費用一覧
1,金銭諸費貸借契約書に貼付した印紙代
2,仲介手数料
3,既存住宅売買瑕疵保険付保に係る費用(中古住宅のみ)
4,ホームインスペクション(住宅診断)に係る費用
5,登録免許税
6,司法書士報酬、土地家屋調査士報酬(登記に係る費用)
7,融資手数料
8,火災保険料及び地震保険料
2018年4月の「制度変更詳細」が住宅金融支援機構のホームページにて掲載されています
1. 【フラット35】地域活性化型の拡充
2. 【フラット35】リノベの制度変更
3.【フラット35】アシューマブルローンなどの制度変更
住宅金融支援機構・ホームページ
⇒ https://www.flat35.com/topics/topics_20180402.html
5月の金利情報
⇒ https://www.simulation.jhf.go.jp/flat35/kinri/index.php/rates/top#kensaku
※【フラット35】、【フラット20】および【フラット50】の借入金利は各金融機関が決定しており、掲載する各金融機関の借入金利等の商品情報は、金融機関の報告に基づいています。
フラット35は自己資金が少ない、勤続年数が短い、自営業者のミカタですが‥窓口となる代理店(特に担当者のスキル)により全く違います!
メガバンクやネットバンクの審査は厳しい?
厳しいのではなくお金を貸す側の論理で考えれば当たり前?
と個人的には思いはしますが(時々、その回答にイラッ)
納得できない~と思ったりするのは形式にこだわるからです。
公務員や上場企業にお勤めの方を優遇する傾向は歴然ですし(ムッ!)
その点フラット35は自己資金が少ない、勤続年数が短い、自営業者のミカタです。
しかし窓口となる代理店(特に担当者のスキル)により全く違います!
つい最近のことですが某金融機関の担当者に
「これは無理ですね!そもそも確定申告書に記載されている所得金額⑨の数字で審査しますから‥①の営業等の数字では審査しませんから‥」と一蹴されました。
フラット35専業の代理店担当者に相談すると
「前年が事業立ち上げで赤字計上。それを翌年度相殺しているのですよね。大丈夫!①の営業等で審査します!」
※少し専門的でごめんなさい!ご興味のある方確定申告書を元に説明します
結果は後者のフラット35専業の代理店担当者に軍配!(笑)
‥ ‥ ‥ キリトリ ‥ ‥ ‥
みずほ銀行が☓で三井住友銀行が◯、
三菱UFJ銀行が◯で三井住友銀行が☓、
メガバンク全てが☓なれどフラット35◯、
住宅ローン審査は銀行により全く違うのものです。
法則があるようで法則はない?
審査における重視するポイントは微妙に違います。
「どのようにすれば確実に有利な条件で融資を引き出せるか?」
不動産のプロからも相談を受けるわたしが「そのコツ」を教えます!
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