500万円の値引き交渉をお願いします!
5700万円の土地⇒5200万円なら買う!値引き交渉をお願いしたいのだけど‥お電話をいただきました。
練馬区内の住宅地、現在の販売価格は5700万円。
「ネットを見て連絡しました。練馬区0000の5700万円の土地、レインズに出ているでしょう。これなんだけど5200万円なら買うのだけど値引き交渉してくれない?」
レインズを確認したところ販売中
『あの~交渉となればお客様の資金繰りなどをお伺しなければなりません。大切なお金の話しゆえ一度ご来店いただけませんでしょうか?お時間は併せますが‥』
「え~、いちいち行かないと駄目なの!メールでいいじゃない。駄目なの?」
『はい、お会いした上で資金繰りの確認もしなければなりませんし、もしお借入となれば住宅ローンについてもご説明しなければなりませんので‥』
「ローンは全然大丈夫だから‥」
『どちらかの金融機関で事前承認をいただいていますか?』
「なに?事前承認って」
住宅ローンの事前相談は必須です!
メガバンク、ネットバンク等の金融機関では事前相談という制度があり、収入を表す資料(主に源泉徴収票、確定申告書控えなど)、運転免許証や保険証のコピーを添付し、申請すると2~3日で融資の可否や優遇金利について回答を示す制度があります。
「ふう~ん、でもローンは大丈夫だから」
『そうですか‥それでも一度お会いして購入の意思表示について確認し、申込書等のご記入をいただきたいのですがいかがでしょうか?」
「だから‥メールで駄目なの。お宅だってそのほうが手間を省けていいじゃない」
『いえ、手間うんぬんではなく必要な手続きです。また価格交渉幅が大きいので、やはりお会いした上でお話するべきかと感じますが‥』
「あっ、価格なら他の不動産屋の営業が下がるって言っていたから」
『う~ん、下がるといったのは営業マンですよね。所有者さんではありませんよね。それに売主さんは個人の方ゆえ、500万円を下げるのはちょっと難しいかもしれません。もちろんご意向として承り交渉はしますが‥』
「なんで‥そんなに固いことばかり言うの?お宅、まとまれば手数料になるのだから、それでいいじゃない。それとも何かあるの?」
『ハイッ、わたしどもは手数料ビジネスですが‥単にお金をいただくことだけで仕事はしておりません。やはり買主さんにも喜んでいただきたいし、売主様にも‥』
話している途中で
「わかった!お宅は仲介できないんだ!」
『申し訳ありませんが、お電話での交渉のご依頼はできません』
ガッチャン!
安心・安全な取引を優先します!
お客様からすれば弊社は役に立たない会社と思われたことでしょう。
長年この仕事をしているとこのような一方的なお考えを持たれるお客様がいらっしゃいます。そのような方の共通点が「手数料になるのだからいいだろう」と押し切る点です。申し訳ありませんが、このような方のお手伝いはできませんのでご了承ください。
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