レントロールでは何を見るのか?収益物件の購入を見極めるには?
レントロールとは、賃貸借契約条件一覧表のことです。
賃貸借契約の条件を推測することが出来る資料です。
収益物件を購入する際に、その物件の質を見定める基準となるもので非常に重要なものです。
レントロールでは何を見る
1.賃貸借契約の始期日を見る(最近になっての契約が多いのは要注意!)
2.各入居者の更新回数を見る(入退出の頻度から将来の入居状況が推測できます)
3.敷金・クリーニング代・鍵交換の預り金の内容を見る(敷金0円ばかりになっていないか)
4.保証会社が入っているかを見る(個人保証の場合は誰が保証人になっているのか)
5.家賃の入金状況・履歴を見る
※通常のレントロールには記載されていない内容もあります。
気になったことは聴くことが大切
レントロールは係数を知る資料ですが、そこから入居者の質を見極めるよう意識してください。
不足する情報は、不動産会社に依頼をしヒアリングをするように心掛けてください。
現在満室でも空室になるリスクを想定しなければならないからです。入居者の個人情報(年齢・性別・職業)の確認は難しいものの、ある程度の内容は開示してくれます。
これは懇意にするスーパー投資家Iさんが教えてくれたことなのですが‥入居者の賃貸借契約をどこの不動産会社が斡旋しているのかを必ず確認すると話されておりました。
物件近隣の不動産会社なのか?都心部のターミナル駅近くの不動産会社なのか?流通チェーン店なのか?‥空室になった際の募集活動を考えるためとのことです。
板橋区三園1丁目のファミリータイプの物件では
昨年3月に板橋区三園1丁目に所在する3LDK全15世帯満室の収益物件のご売却のお手伝いをしました。
最寄り駅は都営三田線「西高島平」駅徒歩10分の区画整理された住宅地です。
地元の不動産会社のご紹介はほんの数件、入居者を最も多く紹介していたのは地元の会社ではなく巣鴨にある会社でした。
「地元の賃貸需要には限りがある、賃料が高額になればなるほど都心部からお客様を誘導する。
だから常時満室に出来る」とスーパー投資家Iさんは仰られていたのが印象に残っています。
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