ペットが飼えるマンションと言われたのに!!
今回いただいたご相談内容は、ペット飼育に関するご質問でした。
お客様は、ペット飼育可能なマンションを探して、某不動産会社を訪ねました。
物件を案内してくれた不動産の営業マンに、「このマンションはペットが飼えますよ」と言われて、田無駅の近くで決めることができて良かったと、主人も喜んでいました。
アスタや駅近くのお店を覗きながら、もう一度マンションを見に行ったのですが、たまたまそのマンションの住人から驚くべき事実を聞きました!
マンションの住人から驚きの事実を聞いた
そのマンションから出てきた人に聞いてみたら・・・
『ここはペット飼育禁止ですよ』と言われ、愕然としました。
不動産営業マンへは事前に伝えていたし、見学している時にも聞いたんですよ。
『ペットは飼えますか?』と・・・
ハッキリと「飼えます」と言っていました。でも実際はダメってことあるんですか?
言葉を鵜呑みにしないこと
不動産の営業マンは、買い手の要望に合わせて無責任な回答をする事があります。
不動産営業マンの言葉だけではなく、重要事項説明書や管理規約などを確認してください。
「室内犬や猫程度なら飼えます」などと説明を受けた場合でも、管理規約のペットに関する条文を確認することが重要です。
大きさや匹数など「ペット使用細則」に定めがあります。
ペットが飼えるようにするには
マンションの管理規約を変更すれば、ペット飼育が可能となりますが、管理規約を改正するためには、決議事項において住民の4分の3以上の賛成を得ることが必要になります。
しかし、ペットの鳴き声が近隣の住戸の迷惑になる、ペットアレルギーの住人がいる場合があるなかで、住民の4分の3以上の賛成といっても、実際のところはそんなに簡単なものではないでしょう。
そもそも、マンションの中にペットを受け入れてくれる住人がいなければ、賛成は集まらないのです。
まとめ
管理規約は、マンションの法律とも呼べるものです。管理規約を改正するためには、住民の4分の3以上の賛成を得ることが必要になり、かなりハードルは高いでしょう。
ペットの飼育が認められているマンションでは、同じようにペットを飼っている人たちも住んでいます。そうした仲間がいることは、マンションでペットを飼うことの安心感にもつながります。
管理規約に背いてペットを飼ったり、規約の改定をするよりも、ペットと一緒に暮らせるマンションを見つけ直した方が、ずっと良いでしょう。
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