株式会社スプラッシュ
2018年11月24日
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リンゴ病(伝染性紅斑)が流行しています
リンゴ病(伝染性紅斑)は、年によって発生に差がみられる疾患ですが、東京都内では、3月下旬から定点当たりの数値が全国平均を上回るようになり、現在においても全国平均を大きく上回る状況が続いています。平成30年第46週(11月12日から11月18日)の患者報告数は警報基準を超え、大きな流行となっています。
小学校入学前後の子供に多い感染症です
リンゴ病はヒトパルボウイルスB19による感染症です。約10日(4~20日)の潜伏期間後、両頬に赤い発疹、体や手・足に網目状の発疹が見られ、1週間程度で消失します。発疹が出現する7~10日前に微熱や風邪のような症状が見られることが多く、この時期にウイルスの排出が最も多くなります。発疹が現れる時期にはウイルスの排出量は低下し、感染力もほぼ消失します。小学校入学前後の子供に多い感染症ですが、成人の発症もあります。妊娠中(特に妊娠初期)に感染した場合、まれに胎児の異常や流産が生じることがあります。
感染経路と感染予防のポイント
患者の咳やくしゃみなどのしぶきに触れることによって感染(飛沫・接触感染)
感染予防は、手洗い、うがい、咳エチケットが有効
(1)咳が出るときはマスクをつける(2)咳やくしゃみの際にはティッシュなどで口や鼻を押さえる(3)咳やくしゃみがほかの人に直接かからないようにする。予防接種はありません。
東京都感染症情報センター(外部サイト)
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