株式会社スプラッシュ
2018年08月24日
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プロが教える『建物を解体する時に注意するポイント』
建物を解体する時に充分に気を付けなければならいないことに共有物の確認があります。隣地とのブロック塀などが単独所有物なのか共有物なのかを確認しましょう。もし共有物の場合は、撤去については共有する方の承諾が必要になります。
口頭ベースの承諾ではなく必ず書面で確認しましょう
黄色の糸の左側16センチが隣地との境界です。ということはスチール製のフェンスは共有物ということになります。
手前と奥では境界がズレていた?!既存のスチール製フェンスが共有物だった~さて、どうする‥
道路側の境界ではスチール製フェンスは共有物ではなく単独物となります。つまり南北に走るスチール製フェンスは共有物なのか単独物なのか曖昧な状態なのです。
『なぜ着手前に互いに確認した上でフェンスを除去しなかったのか?』
『誰が、誰に、いつ、どのような指示をしたか?』
隣地との約束事項(宅盤のレベル、芯積み)などは書類を取り交わし、後に言った言わないといったトラブルにならないように注意をしてください。
それをベースに「解体工事指示書」を残しましょう!
解体業者任せにしてはいけません!建物を建築するメーカー任せにしてもいけません!信頼できる人に関与してもらい確りとアドバイスを得るようにするべきです。最も適した職種は不動産関連の仕事に従事する人です。「土一升金一升」と考えるからです。※マンション売買を得てとする人は経験不足になりがち、重要性を理解していませんので注意してください。
時系列での見直しが必須!「どこの段階で何がズレて問題となったのか?」人を責めるのではなく問題点を整理整頓した上でベターな解決策を見出す!
ご相談者の方には、現地において関係者全員の話し合いを早急にするべきとアドバイスをさせていただきました。「誰が悪いとかではなく、暗礁に乗り上げた状況を打開するには真実を見極めるべき。不愉快な気持ちになるかもしれませんが今こそ行動です!」そして「その話し合いが済むまではブロック塀復旧は仮工事に留めましょう」ともアドバイスをしました。
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