株式会社スプラッシュ
2017年02月21日
ブログ
光秀の定理 垣根涼介さん初の時代小説は面白い!
「君たちに明日はない」、「借金取りの王子」、「勝ち逃げの女王」で好きになった垣根涼介さんが初めて書いた時代小説!TUTAYAで平積みになっていたのでパラパラ捲り‥明智光秀?立ち読みをすると‥うん、面白い!と感じ一気読みをしました。
時代小説に確率論?
4つあるお椀のひとつだけに石が入っていてるお椀を選びます。一つ選んだ後に空のお椀二つを取り去って、さて、選び直してもよいとしたら、あなたはどうしますか?私の場合、始めに選んだお椀のままにします!(このように選ぶ人が多い?)でも、これは不正解!!初め4つのお椀の内から1つ選ぶと確率は1/4、空のお椀を2つ取り去って残った2つのお椀の内から1つを選ぶと確率は1/2。
本能寺の変には触れない?
明智光秀と言えば、言わずと知れた「本能寺の変」となると思いきや‥書かれていない。信長は秀吉より光秀を徴用、織田軍最強集団と言われた【桔梗文】の力を知っていたからです。その光秀が「なんで本能寺の変なのか」、それに至る心理変化を巧みに描写しています。光秀の妻、照子の記述は「へえ~うまい展開にもっていくものだな」感心然り。
頭を柔らかくして読むと面白く楽しめる一冊です!!
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