不動産売買における情報の非対称を正す
圧倒的な情報を持つ売主と少ない情報しか持たない顧客
2・1 不動産仲介業の役割
不動産仲介業は、知識や経験と圧倒的な情報を持つ売主と少ない情報しか持たない顧客との非対称関係の間を取り持つことを生業にしている。インターネットが拡大し、顧客も手軽に情報検索できる環境になったが、不動産市場における相場、年々改正される各種法令等を理解するのは厳しい一面がある。近年では各種情報が氾濫し、顧客は何が自分にとって有効なのか、情報そのものの見極めが難しいのが現実である。
宅地建物取引業法(昭和 27 年 6 月 10 日施行) 1) に、不動産仲介業は「宅地若しくは建物(建物の一部を含む。以下同じ。)の売買若しくは交換又は宅地若しくは建物
の売買、交換若しくは貸借の代理若しくは媒介をする行為で業をして行うものをいう」と定義されている。具体的には宅地建物の売主と買主の媒介斡旋を行う業者を指
し、その業務は主に以下のプロセスで行われている。(図1 参照)
仲介手数料は法律で上限が定められいる
折込チラシ1万部で1件の問い合わせしかない?
以前は、週末ともなれば新聞本紙より分厚い不動産広告の折込みチラシが挟まれていたが、現在では新築分譲マンションの広告以外は激減している。不動産購入層の新聞購買者が減少していることや、折込みチラシに係るコストとそれに見合うパフォーマンスが得られていないことが大きな原因であると考えられる。例えば、B4サイズ 8万部の印刷費と折込み費用を含む 1枚に掛かるチラシの費用は約8円となるが、1万部配布して反響は1件程度しかなく、つまり一人の顧客に係るコストは約8万円となっていた。
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不動産を紹介することは街を紹介すること
わたしは人としての
接し方を大切にしています
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ウインウインとなる関係を築き
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【鈴木義晴のプロフィール】
頑張るではなく「顔晴る」の意味
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