それでも建てるタワマン、晴海フラッグ‥
タワマン、
一般的には高さ60M以上、
20階建て以上のマンションを指します。
東京カンテイのデータでは、
全国に1336棟(2019,11,30現在)、
都内には433棟(137,327戸)あります。
20年以上前には193棟、
この20年の間に7倍近くになりました。
現代の建築技術を結集、
地震に強いと評価されていましたが、
この秋の首都圏を襲った台風で一変しました。
タワマンの災害リスクついて解説します。
97年の建築基準法改正が呼び水になった
高度成長期、
人口が急増する中、
大規模な団地やニュータウンが造られ、
10階建てを超えるマンションが登場してきました。
私が生まれ育った三ノ輪、
都電の車庫が無くなり都営住宅になりました。
昭和40年代中頃、
15階建ての建物に驚くととも、
「あんな所に住んでみたいな~」と
憧れたものです。
97年に建築基準法が大幅に改正、
土地に建築できる建物の延床面積、
その割合から廊下などの共用部分を除ける、
容積率の改定がされました。
これがタワマン登場のキッカケと言われます。
地震に強いタワマンが‥自然の猛威にさらされた現実
10月に首都圏を襲った台風19号、
武蔵小杉のタワマンが浸水し電気設備が損傷、
エレベーターや水道設備が停止し大きな問題になりました。
高層階に避難する「垂直避難」、
いくら食料を備蓄しても停電が長引けば、
生活することが困難になります。
多くの住民が暮らすタワマン、
いざ災害が発生した際の対応は、
住民で結成する管理組合だけでは、
万全の対策を講じることはできません。
官民の知恵を出し合い、
防災マニュアルを策定しなければなりません。
タワマンに住む人が掲げるデメリット
ベランダに洗濯物が干せない
日差しが強すぎて熱を帯びやすい
強風と音‥海が近いと塩害の心配
通勤通学時にエレベーター渋滞
高層階はいつも微妙に揺れている感覚?
管理費や修繕積立金が大幅に値上げ?
そして、
タワマンゆえのデメリット、
タワマンヒエラルキーということ。
タワマンは上層階ほど、
広くなり価格が高価になります。
つまり階層に年収、家長の職業など、
そのマンション内の立ち位置が決まる?
マンション内での付き合い、
経済的な出費もかさみ精神的なストレスに、
これを意味します。
タワマン‥じっくり考えてから決めて
安住の地にならないタワマン!
この秋の台風19号以降、
大きく考え方が変わってきています
タワマンの特徴が生活に深く大きく影響してます。
「快適さ」
「住みやすさ」
「これからの生活」
一度じっくり考えてみてもいかもしれません。
ちなみに、
東京オリンピックで設けられる晴海、
その選手村は大会後にタワマンが建設されます。
なんと‥12,000人が住む街に。
タワマン、
今が売り時かもしれません。
自分の命、
大切な人の命、
自然災害から守るには、
不十分だからと感じるからです。
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