住まいを借りるまでの流れ
全体の流れを知っておくと
いつ何をするのかが明確になり
スムーズに行動することができます
希望条件を整理する
入居したい時期、住みたい地域、住宅の種類、広さや間取りなど、いつ頃、どんな住まいに住みたいのかを整理します。
安全、快適な暮らしを送るためには、これから住もうとしている街がどのような場所か、あらかじめ調べておく必要があります。
その主な方法としては、
現地で確認すること
・駅から自宅まで実際に歩いてみたときの所要時間
・駅から自宅までの経路に死角となる場所がないかなど防犯に関すること
・スーパーや商店街の有無と場所、品揃え、営業時間など生活の便利さに関すること
・学校や公園、病院、図書館、その他施設の所在状況
・周囲に騒音や臭い、振動などの原因になる施設などの有無
インターネットで収集できる情報
・自治体によって異なる住宅関連助成、子育て支援、その他行政サービスの内容
・災害が起きた時に危険な場所や避難場所など
・犯罪の発生状況や危険な地域など
予算を決める
希望の住まいを借りるためのおおむねの相場を調べ、毎月支払うことのできる賃料、管理費(共益費)などを確認し、予算の目安を立てます。
賃料相場は様々な要因に左右されます。特に、立地と物件の特徴の影響を強く受ける傾向があります。
まずは、自分で情報を集めることで、ある程度の賃料イメージをもつことが大切です。
ただし、自分のイメージが誤っている場合もありますので、過度に先入観をもたないように注意しましょう。
住まいを探す
インターネット検索などから物件情報を集め、希望条件に合う物件を探します。
最近では、インターネットで手軽に数多くの物件情報を収集できるようになりました。間取り図や写真などが豊富に掲載された物件情報も増えています。
また不動産会社へ訪問すれば、地域の情報を中心に物件情報を紹介してくれます。
店頭に掲示されている不動産広告だけでも一定の情報を入手することができます。
インター ネットで情報が入手できない場合や、特定地域にこだわって探す場合には、その地域の不動産会社を訪問するのも効率的でしょう。
物件を見学する
気に入った物件が見つかったら、実際に物件を見学します。
希望の物件が見つかるまで物件見学を繰り返し、希望の住まいを探すことになります。
入居の申し込みをする
入居の申し込みをする際は、入居申込書などを提出することが一般的です。不動産会社によっては、ほかに提出書類が必要な場合もあります。
申込書は不動産会社が独自に書式を定めていることも多いですが、一般的には、入居希望者の住所、氏名、連絡先、勤務先、年収、勤続年数などを記入します。
また、連帯保証人を立てる場合は、その人の住所、氏名、連絡先、勤務先なども記入します。
特に連帯保証人を依頼する人には、事前に承諾を得ておくようにし ましょう。
なお、これらの書類は貸主による入居審査に必要となることが多いようです。
入居審査が必要な場合は、入居申込書やその他の提出書類の内容などに基づき入居審査を行います。
主に、収入や勤続年数などから家賃の支払いに支障が出ることはないか、などがチェックされます。
また、入居申込者の同意を得た上で、連帯保証人の意思確認や応対を確認することもあります。
審査の結果、貸主の判断で、入居申込者と契約を結ばないこともあります。
賃貸借契約を結び入居する
仲介をしている不動産会社を通して申し込みをした場合は、不動産会社から、物件や契約条件などに関する重要事項の説明を受けます。
物件や契約条件を確認し、必要な書類や費用などの準備が整ったら、貸主と賃貸借契約を結び、鍵の受け渡しなどが行われます。
鍵を受け取ったら、家財の搬入前に室内を点検して、現況を確認します。
入居後に、設備の故障や不具合などが見つかった場合は、管理会社または貸主に適宜連絡をします。
また、契約期間が終了する一定期間前には、契約を更新するか、あるいは退去するかの選択をします。
契約書の定めに従って、更新手続きまたは退去、明け渡し手続きを行います。
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