株式会社スプラッシュ
2018年09月14日
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花だより みをつくし料理帖 特別編 髙田郁著 こんな筋書きを今までに読んだことがない
12日(水曜日)、地蔵(練馬区東大泉1丁目)でとんかつを食べた後にブラっとジュンク堂書店大泉学園店へ。店内をグルグルと周り新刊が陳列される棚を見ると‥「あっ、みをつくしの最新刊だぁ!』、『エッ、どういうこと「天の梯」でシリーズを終えたんじゃなかったの?』と手に取ることに。もちろん、即買い!(笑)
天の梯から4年後の店主・種市とつる家の面々は
この花だよりは4つの章に分かれて成り立っています。ネタバレは野暮なこととは知りつつ‥目次をサラッと紹介しますと、花だより~愛しの浅蜊佃煮、涼風あり~その名は岡太夫、秋燕(しゅうえん)~明日の唐汁、月の船を漕ぐ~病知らず。ワクワクする見出しが付いると思いませんか?
小野寺数馬の奥方「乙緒(いつお)」が登場!
主人公・澪ちゃんの想い人だった小野寺数馬。そう、料理人の道を目指すべく想いを断ち切った御膳奉行の小野寺数馬とその家族が登場してくるのです。なんと奥方・乙緒が!「エッ、こんな展開がある?」驚きとともにページをめくることに。これがまた良い流れなんですよ。
待っていました!野江ちゃんの歩みが描かれています!そう、高麗橋淡路屋のこいさんとして!!(^o^)
主人公・澪ちゃんが「艱難辛苦」、幼馴染の野江ちゃんが「旭日昇天」の易。この易を受けた時から二人の歩く人生が始まり、笑いあり涙ありの展開となるのがみをつくし料理帖のストーリー。涙涙のハッピーエンドで終わったはずが‥まさかの展開。本好きの私ですが、このような展開はあまり記憶がありません。ましてや主人公を支えていた脇役をメインに持ってくるなんて。スゴイ、スゴ過ぎます。澪ちゃんが幸せになるのと同じぐらいに野江ちゃんにも幸せなって!恐らく読者の気持ちだったことでしょう。
野江ちゃんと又次との出会いにビックリ!いったいぜんたい高田郁さんはいつからこの展開を描かれていたのでしょうか?いやっ~筋書きの高さに拍手喝采!みをつくし料理帖、髙田郁ファンにはシビレルこと100%間違いありません(笑)感動です!!
髙田郁さん「花だより」ありがとうございます。
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