株式会社スプラッシュ
2018年08月18日
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本を売るためにカバーを変える!『本所おけら長屋』にみるマーケティング戦略
笑って泣ける畠山健二さん「本所おけら長屋」シリーズ!2013年7月に始まり現在は11巻へと続いています。累計25万部超えるベストセラー、貧乏長屋に住む万造、松吉、八五郎、お里夫婦、お染、島田鉄斎といったユニークなキャラが毎回笑わさたり、泣かせてくる楽しい本です。
本の顔とも言うカバーの下にカバーが‥
最近見かけるパターンにカバーの上にカバーをかける手法です。「未来の年表」でも同様な手法を見かけました。長引く出版不況の中での工夫です。棚に並べられるだけでは読者は手に取りません。いかに平積みにされるか‥そして平積みにされ、手にしてもらえるかが勝負でしょうか(笑)
わたし、カバーの次に見るのが解説、目次、著者の紹介‥でも圧倒的に目からの情報である「カバー」(笑)著者には失礼ですが、本の内容が分からい読者にとっては、もの凄く重要なファクターと感じます。当然、プロの装丁家を使ても‥100%、本の内容を上手く捉えているとは限りません。作家さんの想いを表現する、大変に難しいお仕事だと思います。
ビフォーアフター、比べてみたら一目瞭然
記憶では本書もシリーズを重ねて火がついたように思えます。元のカバーも時代小説好きにはたまりませんが‥やはり?ですよね。人情秘話で持っていくのなら新しいカバーが良いかあと感じます。あと『心から笑い、泣いたことがありますか?」のサブタイトルも(笑)なかなか売れない、売れにくい文庫、売るためにこのような工夫がされています。
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