業者買取でマンションを売る場合のメリットとデメリット
マンションの売却方法に、一般的な売却の他に不動産業者に買い取ってもらう「業者買取」といった方法があります。
売却にかかる手間や暇などを大幅に削減できる方法ですが、メリットもデメリットもあります。
通常の売却と業者買取とは何が違うのか
一般的な売却ですと、不動産会社に依頼して、その不動産会社がチラシやインターネット広告で買主を探すといった形になります。おおよそ、買主は一般の個人にあたり、不動産会社は売主の売却のお手伝いをすることになります。
業者買取は、不動産会社が直接マンションを買い取ってくれます。買い取りをした不動産会社はリフォーム等をし、利益を加えて再販売をします。
売却にかかる時間が大幅に削減できる点、ご近所に知られることなく売ることができるなど、スムーズに事が運ぶので楽と感じられるでしょう。
業者買取のメリット
- 短期間で現金化が可能です。
- 瑕疵担保免責で売ることができます。
- 室内が汚れていても現況有姿で売却が可能です。
2の瑕疵担保免責とは、一般の個人にマンションを売る場合、売主は給排水管、雨漏りになど隠れた場所に対して、一定期間責任を負わなければなりません。
もし、一定期間内に問題が生じた場合は、修繕費を支払わなければならない場合があります。この責任が業者買取の場合はなくなります。
業者買取のデメリット
業者買取のデメリットはマンションの売る値段が安くなることです。
不動産会社は買取をした後にリフォームを行います。最近は、クロスやフローリングといった表層部分だけではなく、キッチンや浴室など住宅設備機器も全て新規交換することが多いです。それらリフォームを行い、利益が出る金額で販売をします。
一般的には普通に売却した時の70%前後の金額となることが多いです。具体的には3,000万円で売れるマンションであれば2,100万円程度が買取の価格です。
業者買取はメリットも多いですが、不動産会社は利益を出さなければならないために、普通に売却活動をして買い手が付く物件であっても、通常の売却価格より安くなります。
基本的には、特殊要因などがあり、売りづらい物件や換金を急ぐ事情がある方は、通常売却と業者買取と両方見比べて判断されることをお薦めいたします。
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