権利証の住所と現在の住所は同じですか？

権利証（登記識別情報通知）に記載されている住所と、ご売却する時の住所は同じですか？引っ越しをしたり、海外に赴任されたりなど、ご住所が変わっていませんか？このような場合、売却に際して住所変更登記をしなければなりません。

本日、大手不動産会社様と共同仲介（売主側はM社担当、買主側は弊社担当）において、東久留米市小山の土地をお引き渡し・登記の際において発生した内容です。

売主様は、平成11年5月に同不動産を取得しました。登記上の住所は、以前お住まいだったご住所（Aという住所）、この度、売却に伴い千葉県内にお引っ越しをされました（Cという住所）。整理します！A→B→Cと動いた住所に対して、住民票上の住所はC、前住所に記載されているのはB。つまりAの住所を証明できないのです＝繋がらない！！

オーソドックスな方法は、Bの住所地における除票（住民票を除いたという証明）の取得です。あるいは本籍地での戸籍の附票の取得です。

大概はこの方法で一つ前までなら繋げることは可能です。戸籍の附票であれば、５つぐらい前までは記入欄があるので、問題はないかと（但し市区町村によりますので要注意です）

不動産売買における本人確認は重要な事項です。司法書士という立場の先生が厳格に対応します。過去に遡り、海外赴任をしていたなどどいった場合、どうしても住所が繋がらないといったことを経験しています。そのような場合は事前に法務局に照会し、必要と思われる情報を収集し、対応を打ち合わせするのが定石です。時間さえあれば必ず解決できますので安心してください！

登記されていることの証明が登記済権利証、不動産を売買する際に必要な重要書類です。2004年に不動産登記法が大改正される以前は，登記完了の証明書として，登記済の旨が記載され登記所印が押印された書面である登記済証が用いられていましたが，法律改正によってオンライン申請（電子申請）が導入されたことに伴い，登記済証に代わり「登記識別情報通知」といわれる書式に変更されました。

売ることを考えられたら「まず権利証を確認しましょう」～記載されている名義は誰のものか、住所はどのようになっているのか。そもそも書類がいっぱいあり、どれが権利証と言われるものなのか解らない？といった場合もあることでしょう。私も、毛筆で書かれている古い権利証を見たことがあります。「大丈夫！プロが見れば、どの書類が権利証なのかは直ぐに判別つきます」お気軽にご相談ください。