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2018年12月17日
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下野谷遺跡公園
下野谷遺跡公園は縄文時代からの歴史を伝える
下野谷遺跡公園(したのやいせきこうえん)は、西武新宿線東伏見駅南口より青梅街道方面へ徒歩7分ほどで、早稲田大学東伏見グランドが見下ろせる高台に位置します。
下野谷遺跡の保存と活用を図るために整備された公園です。
下野谷遺跡公園は、今から4000年から5000年前の縄文時代中期の環状集落跡地で、直径約150メートル、300軒以上の住居跡で関東では有数の規模だそうです。
下野谷遺跡の周辺では、戦前から、畑の耕作などの際に縄文土器のかけらなどが多く見つかることが知られており、昭和25年に「坂上遺跡」という名称で、文献上初めて紹介されました。
その後、昭和48年から本格的な発掘が実施され、昭和50年には旧字名をとり「下野谷遺跡」と名称が変更されました。
調査では、旧石器時代から縄文時代後期にかけての遺構や遺物が出土していますが、特に縄文時代中期の縄文土器や石器が多く出土しています。
発掘された土器類は、郷土資料室に展示されています。
一通りの調査が終わったので、現在は発掘・開発せず保存されています。
平成27年3月10日の官報の告示により、未来の残すべき貴重な文化遺産として、国の史跡に指定されました。
公園内には、竪穴住居の骨格復元、出土状況復元、地層状態を示す土層模型が建造されており、縄文時代を体感することが出来ます。また、公園中央部には、原っぱ公園があり子供たちが自由に遊びまわれるスペースになっています。
毎年10月には「縄文の森の秋まつり」が開催されています。東伏見小学校6年生が作成した土器の展示や、「まが玉」づくりを体験したり、「火おこし」にチャレンジするコーナーが人気です。
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