相続した不動産を売るには
相続した100坪の土地を高く売りたいのですが・・・。
異業種交流会で知り合ったメンバーより、都内在住の土地の売却を希望されるお客様のご紹介をいただきました。
先日お会いした際に「JRの最寄り駅迄歩いて8分の土地なんですが、高く売るにはどうすればいいですか?」とのご質問をいただきました。
金融機関の不動産部にもご相談されたのですが、過去の取引事例や路線価など数字を羅列するばかりで今一つ解らない。はっきり言えば、いくらで売れるのか解らないんです。
少しでも高く売りたいのです!
依頼者様は、先祖伝来の土地を売却し、傾いてしまっている大きな蔵の取り壊しと老朽化した母屋の建て替えをお考えになられています。
また売れる金額によっては借地権の買い戻しもしたいとお話されています。
金融機関の不動産部の話は『3ヶ月の時間で売れるのは大凡これくらい、路線価程度の金額です』と言われたそうです。それでは少し安すぎないか?売る努力というのをしていないとしか思えないとご立腹されていました。
競争入札のご提案をしました!
少しでも高く売るために「競争入札」をご提案しました。期間を定め、一番高く購入をする法人、個人をご紹介する方法です。そのような事ができるのか?
国有地の払い下げなどの場合に用いられる方法ですが、一定のルールを課した形にすれば個人の所有する土地の売却でも可能です。
公平中立性を担保する目的としてインターネットを活用することもご提案しました。
まずは入札案件に値するための準備作業
周辺地権者の協力のもと境界の確認作業の実施です。これには接する道路の管理者たる市役所との立会いも必要となるので2~3ヶ月程度掛かるのが通例です。
本件の場合、並行して東京電力との電柱移設についての協議や隣接店舗で営業する商店とのダクト位置の変更等の交渉も必要となります。
単に権利関係や上下水道の埋設状況を調査する程度ではレベルが低いのです。高く売るにはそれなりの形に仕上げることが必要なのです。
商品力を増すように工夫する発想
100坪の土地だと個人で購入するには規模が大きい、ゆえに建売り事業を手掛ける会社に卸すといった発想は二の次です。
周辺環境を鑑み、この土地の魅力を引き出すにはどのように分割し、プランを計画すればいいのか?このような発想を持って現地に足を運ぶようにしています。
容積率が200%近く確保できるのであれば、土地の一部を分割し、投資物件に適するようにするといった手法もその1つです。お客様とのお打合せを繰り返し、流通市場に出すための準備が必要となります。
少しでも高く売りたい方は、お気軽にご相談ください。
関連した記事を読む
- 2024/11/23
- 2024/11/22
- 2024/11/20
- 2024/11/19