株式会社スプラッシュ
2018年02月03日
ブログ
親御さんの住まい~「近居」という暮らし方はいかがでしょうか?
西東京市内にお住いになるお客様より「上尾市内に住む母親をわたしたちが住むひばりヶ丘に住んでもらいたいと妻と相談をしています。今は元気にデイサービスに通っていますが、何かあった時に駆けつけられるようにしたいのです。「銀行からそのような購入資金を借りることはできますか?」というご相談をお電話でいただきました。
同居ではない近居という暮らし方
結婚をする際に親御さんとの「同居」について考える人は多いと思います。以前と比べて家を継ぐという意識が下がったためでしょうか、同居する割合は低くなっているようです。同居が減っている一方で、「近居」という新しい住まい形態が出てきているのはご存じでしょうか。近居とは、国土交通省が平成18年で行った調査で「住居は異なるものの、日常的な往来ができる範囲に住居することを指す」と言われています。“スープの冷めない距離”交通手段を問わず10~30分以内の移動時間で行けることを示しています。
2022年「ひとり暮らし社会」が本格化します
世帯数は増えています。そして2019年には5307万世帯でピークを迎えると推計されています。2010年が5184万世帯ゆえ、123万世帯増加することになります。理由は「ひとり暮らし」が拡大しているからです。そして団塊世代の先頭である1947年生まれが75歳となるのが2022年です。
人口が減少している日本ですが、国立社会保障・人口問題研究所の調査によると2015年の国勢調査では‥
セカンドローンを有効活用した「近居」という暮らし方
金融機関により商品がいろいろとありますが、お薦めするのは「セカンドローン」(住宅ローン)でのお借入です。本来、住宅ローンは自らが居住することを要件としていますが「親族のための住宅」であれば取り扱いが可能です。この商品であれば通常の住宅ローンと何ら変わりはなく、長期間での借り入れは可能です。また、団体生命保険が付保されますし、金利優遇も受けられます。
エッ、そのような借入ができるのですか?母と相談して来週末にお伺いします!
お話をお伺いするとお父様は10数年前に他界され、お母様はお独り暮らしをされていたとのこと。お母様が去年の秋に風邪でダウンされた時はご主人様、奥さまが交代で泊まり込み看病されたとのことでした。
「基本的にセカンドローンとして住宅ローンの組み立ては可能です。一旦、ご主人様でローンを組み、お引っ越しされた後に、上尾市内のご実家を売りましょう。売れたお金でローンを返済し、借入を減らしましょう」
『なるほど‥そのようにすれば一時的に支払いは10万円近くになりますが、その後は3万円程度になるわけですね。それであれば年金で充分に支払うことができます』
「贈与税や相続のことを考えると手立てを講じなければなりませんが、そのあたりは顧問税理士と密に連携し、ムダのないスキームを組み立てますのでご安心ください」
『早速、母に電話をして来週お伺いします』
「はいっ!それではお待ちいたしております」
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