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2018年01月20日
ブログ

池波正太郎の黒白を読む~やっぱり秋山小兵衛は好きだ

読まねばならない本がいっぱいあるのですが‥ついつい本棚から引っ張り出して読んでしまいました(笑)寝る前の読書タイムのみと決めたのですが、夜中に起きた際にはページを捲ることになってしまいました。

長谷川平蔵か、秋山小兵衛か、藤枝梅安か‥

池波正太郎といえば鬼平犯科帳の長谷川平蔵、剣客商売の秋山小兵衛、仕掛人シリーズの藤枝梅安。三人三様、ともに魅力的な主人公。誰が一番好きと言われると‥難しい。強いて言うなら長谷川平蔵、秋山小兵衛のいづれか。

人というものは、他人のことならよくわかっても、おのれのことになると‥

「人というものは、他人のことならよくわかっても、おのれのことになると、さっぱりとわからぬ生きものゆえな」、単なる時代小説ではなく、これぞ池波文学といわれる名台詞にくらくらしてしまう。人間はそんなに単純な生きものではい~それを語る作品に酔いしれてしました。

昭和58年2月に新潮社より発刊されてから34年経っても色褪せない~三条大橋の章に泣ける

黒白は秋山小兵衛の若かりし頃が描かれ、息子大治郎も15歳。恩師辻平右衛門の死を知り、京に出向いた際に息子大治郎との盃を交わしながらの会話は感動の雨。何回読んでも泣けてしまう。後に波切八郎に出会う三条大橋でのシーンは‥これまた涙、涙。秋山小兵衛の人間そのものが描写されています。
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