『目に見えないけれど、人生でいちばん大切なこと』 木村秋則・鍵山秀三郎著 PHP研究所

ブックオフ（代々木）にて５１０円で購入した『目に見えないけれど、人生でいちばん大切なこと』を読み終えました。これは良書！お奨めします。

石川拓治著『奇跡のリンゴー「絶対不可能」を覆した農家 木村秋則の記録』（幻冬舎）で、一躍知られるようになったりんご生産農家の方です。奥さんが農薬に敏感な身体がキッカケとなり無農薬に‥生活が困窮、自殺まで考えた壮絶な生き様は映画化もされ話題になりました。

カー用品のイエローハットの創業者でもありますが、わたしが鍵山秀三郎を知ったのは、既に同社を引退された後、日本を美しくする会で活動されておられる時でした。６年前、妻より「トイレ掃除をする社長さんを知っている？」と言われたのがキッカケです。以来、わたしもトイレ掃除は続けています。

木村秋則さん

人生の答えは、

落とし物といっしょ。

探している時には見えなくて、

あきらめかけた頃、

ひょいと見つかんるんですね。

鍵山秀三郎さん

大切なのは、

「答え」ある信じて、

探し続けること。

笑われてもいい、失敗してもいい。

努力をやめない生き方です。

本書に冒頭のお二人の言葉、いかがです？

重みを感じませんか？

１，自心清浄

→まさに自分の心が清らかになること

２，他心清浄

→掃除をしている姿を見せることで他人の心も清らかになる

３，諸天歓喜す

→すべてのものが喜び、イキイキとする

４，端正の業を植ゆ

→人の心、身だしなみ、立ち居振る舞いなど、すべてがきちんと整ってくる

５，命終の後まさに天上に生ずべけん

→掃除という善い行いをすることで、命が終わった後も天上で生き返る

 お釈迦様が掃除の功徳について語れらたお言葉です。

「心」は目に見えません。

形も大きさもない。

「あなたの心は何グラム」などという、決められた単位もありません。

おわりにで始まる木村さんからのメッセージはジーンときます。

ほんとうに大切なものは見えないところにある。

午前中、小平先生より、１３日の西河技術経営塾・研究科の中間発表についてと、２０日に行う西河技術経営塾講義について、厳しくも優しいレクチャーを受けました。試行錯誤‥視野を大きく拡げて挑みます。