昭和の学び舎の【12月公開授業】
12月19日(木)11時から、
昭和の学び舎・12月公開授業に出席!
大石校長(若年性認知症専門員)による、
若年性認知症についての授業でした。
若年性認知症は、
認知症全体の1%。
企業、医療、介護の現場でも、
まだ認識が不足しているのが実態です。
厚労省の調査では人口10万人あたりに約48人、西東京市には推定で90~100人(推計)
厚生労働省の調査(平成18年~3年間)では、
全国で約37,800人(18歳~64歳)と推計されます。
人口10万にあたり約48人、
西東京市の人口で考えると90~100人。
特徴としては、
アルツハイマー型認知症が多い高齢者とは異なり、
1,血管性認知症
2,前頭側頭型認知症
3,頭部外傷やアルコール性認知症
原因はさまざま。
そして高齢者の認知症は女性が多いのですが、
64歳以下では男性の割合が多いと報告されています。
若年性認知症の場合、
発症から診断がつくまでかかる時間が、
高齢者より長いことが課題として挙げられています。
本人も、家族も、医療関係者にも‥十分に知られていない
【若年性認知症の平均年齢は51歳】
本人や家族、
「この年齢で認知症?」と
認識されにくいのが現実です。
医療関係者の間でも十分に知られていません。
本人や配偶者が現役世代ゆえ、
若年性認知症の発症に伴い大きな問題が生じます。
1,経済的に困難な状況
→ 仕事に支障が出て収入が大幅に減
2,子供がいる場合に親の病気が与える心理的影響
→ 教育、就職、結婚など人生設計の変化
3,本人や配偶者の親の介護と重なり負担増
→ 身体的、精神的、経済的な負担を強いられる
職場・生活・性格・行動~この変化が若年性認知症?
早期診断と早期治療、
その機会を逃さないために、
大石校長先生がポイントを絞って、
具体的な例を挙げて解説されました!
職場での変化
・仕事の手順を間違えるようになる
・上司の指示などを忘れがちになる
・取引先などの約束を忘れるようになる
・仕事のスピードが遅くなる
生活での変化
・料理が作れなくなる
・毎日同じメニューになる
・学校行事などを忘れる
・季節感がなくなり同じ服を着る
性格での変化
・涙もろくなる
・怒りやすくなる
・手が出る足が出る
・人に対して疑心暗鬼になる
・自分の間違いを人のせいにする
行動での変化
・テレビのストリーが理解できない
・名前が書けなくなる
・知り合いの顔が分からなくなる
・ペットにエサを何度も与える
そして車の運転での変化!
車の運転、
次のような行為が出たら、
それは要注意!
・信号無視をするようになる
・自分の家の車庫入れに時間がかかる
・目的地に辿り着けず戸惑う
これから3人に1人が認知症になる時代‥共存共栄
東京都には、
東京都多摩若年性認知症総合支援センター、
ホスピタリティー・マインドでサービスをしています。
また新宿内には、
特定非営利活動法人若年認知症サポートセンター、
就労型支援として働く場を提供しています。
若年性認知症、
診断がつくまで時間を要し、
その進行が速いのも特徴です。
治療法としては、
薬物療法と非薬物療法、
この2つがあるそうです。
サポートハウス年輪、
若年性認知症について世間に広め、
本人や家族が健康的な生活を過ごすべく、
新たな取り組みをされていくそうです。
【わたしの感想】
本人や家族だけでなく、
社会として受け入れるべく、
もろもろを考える必要性を痛感しました。
独りでは何も出来ないかもしれません。
ましてや私の職業とはかけ離れています。
でも何らかの形でお手伝いしていこうと思いました。
次回の開催は、
1月16日(木)と18日(土)、
はいっ、学びます。
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