不動産売却一括見積サイトの注意点をご存ですか?~大手だからといって安心してはいけません
動産売却一括見積もりサイトを利用し、不動産会社数社に査定依頼をした場合に注意したいのが、売却査定金額が一番高い会社が必ずしも良いとは限らないことです。 誰だって高く売れた方が良いと考えるのは当たり前です。しかし取引事例を元に算出された査定価格が大きくずれる事はそうそうありません。提示された査定金額で必ず売れることを保証していない限り、査定価格が高いからと言って売れる金額とは限りません。一部の一括サイトが「◯◯◯万円高く売れました!」と声高に謳うことは誇大広告に感じてしまいます。
不動産会社数社に依頼する時のデメリットは、売却が長期化する可能性が高い事です。査定依頼を受けた不動産会社は媒介契約取得の為に競い合って高い査定価格を提示します。こういったケースでは多くの場合で「3ヶ月以内に売れる価格」を超えているのが実情です。分かり易く例えるのなら「運がよければいつかは売れる価格」これは3ヶ月以上かかってしまっても、最終的に価格交渉(値下げ)して販売することも検討してもらう、「長期戦を視野に入れた査定価格」です。買い替えなどで期限がある場合だとそのことが制約となり、結果的に大幅に値引きをして売却するケースも見受けられます。
知っておきたい売却に関する5つの価格
1. 売却希望価格
2. 査定価格
3. 売出価格
4. 購入希望価格
5. 成約価格
1つ目はお客様が希望する「売主希望価格」。
2つ目は売却相談を受けた不動産会社が物件調査を行い、取引事例を元に検討して出す「査定価格」。
3つ目は「売主希望価格」と「査定価格」を総合的に判断し、広告する価格「売出価格」。
4つ目は購入を希望するお客様が希望する「購入希望価格」。
5つ目は最終的に売主と買主が合意して実際の取引価格となる「成約価格」。
価格の順位としては「売主希望価格」>「売出価格」>「成約価格」>「査定価格」>「購入希望価格」です。売出価格は売主の希望が強く反映されるので、査定価格よりも高くなるのが一般的です。
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