金利上昇、住宅ローン利用者に変化
長く低金利が進んだこともあり、住宅ローンの利用者の多くは変動型を選択していました。しかし最近の金利上昇によって流れが少し変化してきています。住まいの購入において住宅ローンを変動型にするか、固定型にするかは悩ましいところ…金利上昇局面、詳しく解説します。
住宅ローン利用者調査(住宅金融支援機構)
住宅金融支援機構(東京都文京区)は2月20日、2025年4月から同年9月までに住宅ローンを借り入れた利用者を対象とする「住宅ローン利用者の実態調査」(2026年1月調査)の結果を公表しました。回答数は1237件。
利用した住宅ローンの金利タイプは「変動型」が最も多く75.0%となった。前回調査(2025年4月調査)から4.0ポイント減少した。一方、「固定期間選択型」は14.9%で同2.7ポイント増、「全期間固定型」は10.1%で同1.3ポイント増。
金利上昇への警戒感か
同調査では金利の見通しを尋ねたところ、住宅ローン利用者全体の73.7は、今後1年間で住宅ローン金利は「現状より上昇する」と考えており、その割合は前回調査から8ポイント増。
変動型と固定型の主な違い
変動型~借入時の金利が低く、当初の返済額を抑えられる
半年ごとに金利が見直されますが、多くの銀行では「5年ルール(5年間は返済額を固定)」や「125%ルール(見直し後の返済額は前の1.25倍まで)」
家計や貯蓄に余裕があり、金利上昇による返済増にも対応できる人におススメ
固定型:借入時の金利が完済まで(または一定期間)変わらない
市場金利が上がっても返済額が増えないため、返済計画が立てやすいのが特徴
将来の金利変動に不安を感じず、毎月の支出を一定に保ちたいと考える人におススメ
現在の金利トレンドは…
日銀の政策金利引き上げなどを背景に、変動・固定ともに上昇傾向にあります。予測: 変動金利のベースとなる政策金利は、2026年末までに1.0%程度まで上昇するとの予測が出ています。 一般的に、金利上昇期には長期金利に連動する「固定型」が「変動型」よりも先に上がりやすい特性があります。
住宅ローンは「借りられる額」ではなく「返せる額」
「借りられる額」ではなく「返せる額」で考えることが重要です!
銀行の審査では年収の8倍〜10倍近くまで借りられるケースもありますが、生活費や教育費、将来を考えると、返済比率は「手取り年収の20%〜25%以内」に抑えるのが理想的です。金融機関の基準は「額面(税込)」ですが、実際の生活は「手取り」で送るものです。ボーナスをあてにしすぎない計算で計画してください。現在の金利上昇局面では、住宅ローンの借入額については、年収の5倍〜7倍をおススメします。
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