「いずれ迎える死に対してどう向き合うかを考える」老い・終末期について考える勉強会
昨日2月20日(水)の午後、保谷庁舎防災センターで開催された「いずれ迎える死に対してどう向き合うかを考える」(西東京市高齢者支援課主催の老い・終末期について考える勉強会)に参加してきました。
多死社会の到来 どこで「死」を迎えたいですか?
現在の日本では年間130万人の方が亡くなっています。今後、第一次ベビーブームによる「団塊の世代」が高齢化に伴い亡くなるピーク(2038年)には、実に年間170万人になることが予想されます。これは世界的にも例を見ないことなのです。
あなたはどこで死を迎えたいですか?
今回の勉強会には20数名の方が参加されました。アンケートの速報によると参加された全ての方が『ご自分の家で死を迎えたい』と答えられました。終末期の3つの軌道がある中、亡くなる場所は昭和51年を境に大きく変化、現代では80%の方が病院でお亡くなりになるのが現実です。
往診と訪問診療の違いって分かりますか?
最後まで自宅で過ごすには在宅医療が不可欠となります。在宅とは自宅以外にも高齢者住宅や有料老人ホームも含まれます。在宅医療には以下5つの内容が重要となります。
1,本人の意思
2,介護力(家族・家族以外の人)
3,訪問医
4,訪問介護
5,訪問介護ステーション(自動車30分県内に)
往診とは
急病や症状の急変時、患者や家族の求めに応じて、医師が自宅を訪問して診察
訪問診療とは
症状や容態が比較的安定している患者の自宅へ、定期的に訪問して診察
地域包括支援センターをご存知ですか?
西東京市内には8つの地域包括支援センターがあります。地域包括支援センターでは、高齢者が住み慣れた地域でいつまでも安心して生活ができるように、主任介護支援専門員、社会福祉士、保健師・看護師、又は認知症地域支援推進員等の職員が専門性を活かして相互に連携し、総合的に高齢者の相談・支援を行います。
日常生活などでお困り事や心配な事がございましたら、担当の地域包括支援センターにお気軽にご相談ください。また、遠方にお住まいのご家族等からのご相談も受け付けておりますので、お気軽にご連絡ください。ご相談は窓口かお電話にて受け付けております。
ご自身が元気なうちに家族と話し合いをしましょう
・最近、足腰が弱くなったけど、寝たきりになったらどうしよう。
・高齢者福祉サービスを利用したい。
・急に介護ができなくなってしまったが、どうしよう。
・高齢者だけで暮らしていて、何かあったら心配。
・自宅に手すりを取り付けたい。
・老人ホームについて知りたい。
・隣のおばあさんが一緒に住んでいる息子さんに怒鳴られているのが聞こえてきた。
・最近、近所の○○さんを見かけなくなった。
・仕事の都合で高齢の母と離れて暮らしているが、母の見守りをしてくれるようなサービスはないか。
※その他、高齢者に関することであればどのようなことでも構いません。
西東京市の包括支援センター(外部リンク)
わたしは父、母を看取りました。父の時は介護保険というものが無い時代で、あらゆる面で苦労をしました。特に10日毎の病院からの請求は痺れました。母の時は姉や弟の協力もあり何とか乗り越えることができました。自分の親だから「なんとかしてあげたい」、考えれば考えるほど辛い現実にぶち当たりました。妻、兄弟、周りに手を差し伸べてくれる人がいたからこそ看取れたと感じています。
【一人の人間として関わりたい】
長年お付き合いいただく方が認知症になられました。
測量の立会いをお願いしたご近所の方には保佐人がついておられました。
入浴中に孤独死、相続人の方から売却相談をいただいています。
売った買った、貸す借りる~仕事において高齢者社会で起きる様々な問題を避けて通ることができません。妻がヘルパーということもあり、介護現場の現実は知っています。父や母のことで経験をしてきたことを基礎に学んでいきます。
おれ、顔晴ります!!
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